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商品自体は、見た目にも特徴のあるものではなく、また、システム一式を持ち運んで商談をするというのが困難でしたので、説明付きの動画にした方がお客さんへの案内がやりやすいかなと思ったんです。デジタルメディアにすることで、データで配布したりWebで放映するなど活用の可能性も広がるので、この商品をもっとたくさんの人に紹介できると予測できました。
点助は最新の技術を織り込んだ検査ソリューションですから、そのイメージを大事にしたかったんです。テンポが悪い説明は、この商品のイメージを著しく損ねる可能性があるため、構成の時点からテンポを意識した映像作りは要求しました。完成した構成案は、文字ベースですがしっかりと商品をイメージできるものになっていたと思います。映像については当初、最新のCGやエフェクトをたくさん取り入れたカッコいいものにしたかったのですが、まずは商品を伝えることを重視して制作してもらいました。
点助で検査をする運転士役がいなかったのですが、クライアントが自ら出演して衣装も事前に用意し撮影に備えました。制作は撮影・編集作業だけでなく、出演者やクライアントが協力することによって、より良い映像ができるものだと思います。撮影から1週間ぐらいで、編集されたものをチェックしたのですが、商品の特徴である「スピード感」と「信頼性」が効果的に描かれていました。これは構成の段階で、綿密に打合せができたからだと思います。
動画の一番のメリットは、持ち運びが簡単ですので、日本全国で営業が可能になりました。再生機器も携帯電話やPDA、iPodなど、対応機器が増えていますし、どこに行ってもその場で再生できるので、確実に販売促進につながっています。プレゼンにおいては、動画を見せるだけで商品を理解してもらえますので、商談のスピードが格段に上がり、ビジネスの効率が良くなりました。