●視聴者の環境やPC負荷を考慮したエンコード
インターネットへの接続には、専用線・FTTH・ADSL・ISDN・モデムなど様々な方法があり、視聴者が受信できるデータ量もそれぞれ異なります。コンテンツの帯域を、想定する視聴者のインターネット接続環境に合わせる考慮が必要になります。
接続環境 |
回線速度 |
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ナローバンド |
アナログモデム |
~56Kbps |
PHS |
32Kbps,64Kbps |
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ISDN |
64Kbps,128Kbps |
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ブロードバンド |
ADSL |
1.5Mbps~26Mbps |
CATV |
1~8Mbps |
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FTTH |
100Mbps |
※クライアントがスムーズにコンテンツを視聴できる様に、コンテンツに割り当てる帯域は、ターゲットとする視聴者の回線の60%~70%に抑える事をお奨めします。
(例)
シングルISDN → 45Kbps
1.5MbpsADSL → 300Kbps
また、高帯域なコンテンツを制作する場合には、映像サイズも考慮します。320×240のコンテンツを表示させるには300MHz以上640×480のコンテンツを表示させるには700MHzのCPUが必要です。
エンコードする際のコーデックにも注意しましょう!最新のコーデックは画質や圧縮率も高いものですが、あくまでも視聴者側にそのコーデックがないと再生できません。視聴者側が常に最新のメディアプレイヤーとコーデックを更新している場合は別ですが、会社や団体によってはファイヤーウォール内で視聴している場合があり、セキュリティ上最新メディアプレイヤーやコーデックがダウンロード出来ないケースもあります。